【B毒の汚染】
〈第一章~露出~〉
2005年3月15日、その日は中学校の卒業式の前日にあたり、私は「三年生を送る会」に送られる立場として出席しました。三年一組の男子に割り当てられた区画に、パイプ椅子が横に並べられてあり、私はその列の右端から1つ左側の椅子に座っていて、右隣にはBという同級生がおりました。 “【B毒の汚染】 第一章~露出~ その1” の続きを読む
「学校での孤独」と「いじめ」という現象についての正確な図鑑を作りましょう!
〈第一章~露出~〉
2005年3月15日、その日は中学校の卒業式の前日にあたり、私は「三年生を送る会」に送られる立場として出席しました。三年一組の男子に割り当てられた区画に、パイプ椅子が横に並べられてあり、私はその列の右端から1つ左側の椅子に座っていて、右隣にはBという同級生がおりました。 “【B毒の汚染】 第一章~露出~ その1” の続きを読む
ブラスバンド部の演奏があり、ビデオのスライド上映、部活ごとの後輩の出し物がありました、Bは声を出せる場面ならば「たっちゃん、ねぇ 猫のはなし!」「ウォイ」「オォイ」の掛け声の大きさを調節して、私のアゴを押し上げることを繰り返してきました。私の悔し涙は、はた目からは学校との別れを惜しんでいる感動の涙と見間違えられていたと思います。 “【B毒の汚染】 第一章~露出~ その2” の続きを読む
「三年生を送る会」が終盤に差し掛かった頃、合唱の企画がまとまって行われた頃であったと思いますが、Bが、飽きたということなのかさすがに可哀想になってきたということなのか、私のアゴに触りやめたことがありました。 “【B毒の汚染】 第一章~露出~ その3” の続きを読む
三年生が合唱する番となり、私たちは、演壇の上に整列したことと思います。
♪これから始まる~暮らしの中でだれかがあなたを 愛するでしょう~だけど 私ほど あなたのことを深く愛したヤツはいない~1