心理描写学研究所の目的

一人ぼっちの生徒が強がりをやめるには、学校生活のことを客観的に小説に書けばよい

はじめまして、立瀬マサキと申します。1990年生まれの27歳です。私は、ずっと以前から温めていた計画があり、2018年2月7日にブログを立ち上げました。どんな目的でこのブログを作ったのかを説明するために、まずは、もう十年以上も前になる私の高校生活のことについて述べさせていただきます。
私は、高校在学中に、暗い性格のためクラス内で誰とも親しい間柄を築けず、それによって一部の同級生からいじめの対象にされ、そのせいで高校を卒業するころには、社会に対する自信を失って、とうてい大学進学したり就職したりする気になれず、それでいて高校の同級生を見返すために作家になりたいという野望を募らせ、自室にこもって古今東西の名著を読み漁ったり、自作の小説を新人賞に応募したり、という生活をしていたところ、対外関係がなかったために、強迫性障害という身の回りの些細なことにこだわってしまう病を発症し、しかし、精神療法によってそれを克服したという、かいつまんで言うとそうした身の上の者なのです。
そうして、学校での孤独な体験をしたことと、小説を書く習慣を持ったことと、強迫性障害の克服に努力したこととが合わさり、私は、いじめ問題や引きこもり問題に一石を投じられそうなある発見をしたのです。 “心理描写学研究所の目的” の続きを読む

焦燥感の表現:「夜船閑話(やせんかんな)」からの引用

書名:夜船閑話やせんかんな
作者名:白隠禅師
年刊:1757年

引用文に至るあらすじ:白隠禅師は、本名を白隠慧鶴(はくいん えかく)といい、1686年~1769年の江戸時代中期を生きた僧侶です。その著作である「夜船閑話」には、白隠禅師が若い頃に心理的な病を抱えてしまった時の生理体験の描写が含まれていて、その心理的な病とは後世から分析すればおそらくパニック障害であったと言われています。 “焦燥感の表現:「夜船閑話(やせんかんな)」からの引用” の続きを読む